「どうでした?」
「少将は?」
「私は完璧でしたよ。」
「僕は、イマイチみたいです。」



幹部の栄養状態調査はアトワイト大佐の提案。
一週間の食事を報告すると、翌々日にはグラフ入りの表が来る。
糧食課の協力もあって、案外本格的になった。
彼のは角が一ヶ所凹んでいて、栄養素の不足が示されていた。
一方の私は綺麗な五角形。
彼が来て煙草を止めてから、私は健康そのものだった。



「ミネラル分が不足してるね。」
「みたいです。特に亜鉛が足らないみたいで。」
「亜鉛?」
「ええ。」
「不足すると?」
「代謝が低下するみたいです。」
「そうすると、傷の治りが。」
「あー、そうですね。」



参ったな、と頭を掻く彼。
食に関心の薄いいのもあって、好き嫌いはしない方。
しかし、そもそもシャルティエは食が細いから。
何か引っ掛かるかと心配はしていたけれど、やはりだった。
どんな食材に亜鉛は豊富だったかな。
魚介に多いのだけれど、ここでも手に入るものだと・・・。



「アーモンド、胡麻、レバー。」
「を食べるように、と?」
「あんまり沢山食べるものじゃないですよね。」
「胡麻摺りは沢山するのにね。」
「少将、勘弁してくださいよ。」
「はいはい。」
「金属片舐めるとかですかね?」
「んー、どうかな?」



鉄分不足の人がお茶に釘を浮かべる話は聞いたことがある。
やはり美味しくないらしいが。
ではサプリメント?
個人的にサプリメントは勧めたくない。
古い考えかもしれないが、錠剤で栄養を補助するというのはなぁ。
やはり、一番は食べて摂ることだと思う。



・・・・・・・・・



「亜鉛?」
「シャルティエが亜鉛不足だったみたいで。」
「あぁ、例の検査ね。」



パンを齧るハロルド大佐。
彼の五角形は間違いなく滅茶苦茶だろう。
殆んど、まともな物をまともな時間に食べてる様子が見られない。
今だって昼には遅いし、夕食には早過ぎる。
聞いたところ、パンは朝食だったらしいが・・・。



「亜鉛なら平気だろ。」
「何故?」
「飲ませてるだろ?」
「何を?」
「せーし、せーし。」
「なっ!?」
「あれ、亜鉛とかミネラル豊富だから。」
「・・・。」
「あっ、下の口にしか飲ませてない?」
「・・・もう結構です。」



知らなくても良い無駄知識が一つ。
それから、もう一つ。
どうやらシャルティエの栄養状態は良好のようだ。
























あとがき。
すみません。すみません。
許して下さい。
濡れ場もないのに下ネタですみません。
亜鉛が豊富なのは本当です。
あれってどんな味なのかしら?
経験談求む。
て言うか、多分飲まされる以上にシャルティエ出してるね。(笑)

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