年表
・・・連邦暦962年
隕石がラシーヤ地方カレリア人自治区北岸沖に落下し、寒冷化を中心とした大幅な気候変動が発生。また隕石に伴って地上に降り注いだ<レンズ>がラシーヤ地方のクルガン州及びカレリア人自治区、リエトヴァ地方のタウラゲ州及びアリートゥス州を中心に大量に発見され、エネルギー源としての研究が開始される。


・・・連邦暦967年
食糧生産が5年間で半減し、ラシーヤ地方を中心に食糧価格が高騰。事態の打開を図り元老院が主導する形で連邦政府内に軍務省外局の気候変動対策庁が設置され、<天上都市計画>の立案がなされる。またレンズエネルギーを用いた発電実験が成功するもエネルギー効率の面から実用化には至らず。


・・・連邦暦974年
気候安定化。スヴェリエ州の農業生産は隕石衝突以前の80%に回復。リエトヴァ州ではラボアジェ工業社がレンズ式発電機を実用化するなどレンズ工業が隆盛。 ラシーヤ地方ではレンズ流通企業が発展するがレンズ採掘工の劣悪な労働環境が社会問題化する。


・・・連邦暦977年
ミクトラン=T・リー、メルクリウス=リトラー誕生。レンズ採掘工の待遇改善を求めるレンズ争議が激化し、ストライキによるレンズ供給減でリエトヴァ地方の工業は大打撃を受ける。スヴェリエ地方は大量の人口流入によって混乱。ハンゼ地区は移民制限法を制定し、連邦政府と対立を深める。


・・・連邦暦980年
レンズ研究の進展により天上都市計画の技術的基盤が整う。計画実行へ向けて特別予算が編成され、増税案が議会で審議されるも可決に至らず。元老院令により議会の解散と軍部の緊急内閣結成がなされ、増税案は無審議可決。


・・・連邦暦982年
元老院と軍部の強引な手法とラシーヤ州の困窮改善に積極的でないことから、第一次北部反乱以来ラシーヤ地方に点在する反連邦政府団体やカレリア人独立派がラシーヤ独立同盟を組織。ラシーヤ統一議会を設置し、税源とレンズレート管理権の地方移譲を要求。ハンゼ地区はレンズ貿易の利益からラシーヤ地方を支持。


・・・連邦暦987年
軍政への批判から各地の反連邦団体が活性化するも元老院は民政移管を承認せず。ラシーヤ独立同盟内の強硬派が連邦政府関係機関を標的としたテロを実行。同盟は強硬派を排除し連邦政府との武力衝突を回避。連邦政府はラシーヤへの経済制裁を発動し、ラシーヤの経済は大打撃を受ける。


・・・連邦暦990年
冷害によりラシーヤの穀物生産が低下し、経済制裁解除を求めるデモが10万人単位で発生。鎮圧に当たった連邦軍が誤って発砲した事から民衆と軍との武力衝突に発展し、独立同盟が平和的独立運動を呼び掛けるも各地で民兵組織と連邦軍の戦闘が開始される。広義にはこの時点を以て第二次北部内乱の開戦とする。


・・・連邦暦993年
ラシーヤ統一議会では極右のラシーヤ自由戦線が第一党となり、ラシーヤ共和国として独立宣言。同時に各州の民兵組織を統合したラシーヤ義勇団が国軍に昇格。平和的手法を180度転換し<独立戦争>を宣言。狭義の第二次北部内乱。


・・・連邦暦996年
メルクリウス=リトラー、ミクトラン=T・リーが士官学校入学。半年の訓練及び教育が行なわれた後<前線実習>の名を借りた動員により北部内乱に投入。士官学生と新兵からなる第305教育大隊に配属。指揮官の戦死と部隊再編により最終的には野戦任官で両名とも中佐となり。ミクトラン=T・リーはユンカース隊司令部参謀(参謀長はラヴィル=クレメンテ少将)、メルクリウス=リトラーはセルゲイ=ルキヤーノフ少将率いる第一師団の第一連隊長となる。


・・・連邦暦998年
ラシーヤ自由戦線崩壊により第二次北部内乱終結。セルゲイ=ルキヤーノフ少将はユンカース隊司令官、ラヴィル=クレメンテは参謀本部長に昇進。ミクトラン=T・リーは参謀本部作戦部長に、メルクリウス=リトラーはユンカース隊第一師団長にそれぞれ進んだ。天上都市計画が最終段階に入る。


・・・連邦暦1000年=地上暦0年
ミクトラン=T・リー少将が天上都市司令官を拝命。12月25日、天上都市計画最終調整にて土壌改良用の高出力レンズエネルギー照射装置<ベルクラント>を実装し、空中での高度維持に成功。翌日、ミクトラン=T・リー少将は彼に同調する将校や下士官及び兵(一個師団に相当)を率いクーデタを決行し、天上都市を占領すると同時に各支部を奪取し<天上王>を名乗る。同調する兵や部隊も増し、四個師団に相当する部隊とリエトヴァ地方及びラシーヤ地方の大半の支部が天上側の手に落ちたが、ユンカース隊を中心とする連邦軍主力は巧みな後退により健在。クーデタによる電撃作戦は完遂せず、後に<天地戦争>と呼ばれる戦いは長期化の様相を見せる。ハンゼ地区は中立を宣言。


・・・連邦暦1001年=地上暦1年
1月3日、戦争の長期化を悟った天上軍は連邦政府と一時休戦し捕虜の取り扱いや中立地帯に関する戦時条約を締結。この時点でリエトヴァ地方のタウラゲ、アリートゥス、テルシェイ、パネベジス及びラシーヤ地方のプスコフ、クルガン、ウリヤノフスク各州とカレリア人自治区は天上軍占領下に置かれた。


以下編纂中
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